産土の服プロジェクト|ubusunaは、
限りなく自分たちの産まれた土地=産土=熊本から服づくりを行うことを理念とし、洋服でも和服でもない、長く愛せる「日本の服」として産み出すことをブランドコンセプトとしています。
自然崇拝を起源とする日本人の根底にある水や雲のように流れ行く形、歪、侘や寂びの美意識を、和服とは異なる解釈でとらえながら、洋服のように機能的に身体を支える独自のシルエットと素材が醸す空気感はなによりも重要な要素です。
男性、女性や、年齢の制約から解き放たれることを目指したそのスタイルは、大量生産では出会うことがなかった、ボタンホールやパイピングへも丁寧さが行き届く、土地土地の職人や縫製の手仕事によるものです。
「ubusuna」の
服に向き合う時、
不思議な戸惑いを経験するかも知れません。明治までの日本の衣服が、本来、土地土地で多様性を持ち、大切にして子孫に残す財産であったという事実から考えると、それは戸惑いではなく、日本の土着性と独自のリジェネラティブな感性に再接続した証拠です。非対称さや流れを游びとしてとらえ、パーティの決め姿や旅の出立として、自分らしい「景色」を表現する日本の服を提案していきます。
Message
在りし日の日本の風土が育んだ文化や格調高い伝統を現代に蘇らせ、それを世界に向けて新たな価値として発信すること。これが私たちubusunaが目指すものです。私たちは熊本の土着文化を重んじ、手仕事の価値を再評価することで、新たな事業展開に挑戦しています。
衣料品業界は現在、厳しい時代に直面しています。しかし、ubusunaでは、環境に配慮したサステナブルな取り組みを行っています。私たちは、熊本土着の技術や素材を生かし、伝統的な手仕事によるアイテムを通じて、日本人の文化を現代に継承することを目指しています。このような取り組みは、単にファッションとしての価値だけでなく、日本の土着の技術を現代に伝えることで、アパレル業界に新たな息吹をもたらすものと信じています。私たちは、地元熊本だけでなく世界中の人々に受け入れられるブランドを目指しています。
株式会社古荘本店
代表取締役 古荘貴敏
Detailsubusunaの服
ubusunaは、熊本の職人技を尊重し、永く愛される「日本の服」を提供するファッションブランドです。これまでにジャケットやパンツ、シャツなど、多岐にわたるアイテムをリリースし、熊本にてオフィシャルショップも開店いたしました。私の家族が六代にわたり続ける古荘本店は、創業から147年の歴史を持ち、この地で衣服を供給し続けてきました。時代の変遷と共に、本業である衣料品事業に新たな可能性を求め、ubusunaのプロジェクトを立ち上げました。
ubusunaのデザインコンセプトには、熊本県内外の伝統工芸が大きな役割を果たしています。例えば、水俣市で手織りの布や、水上村での藍染めなど、地域固有の技術を活用したアイテムを取り入れ、これらを通じて「産土」の価値を現代に伝える試みを行っています。私たちの服は、地元熊本の職人たちの手によって一つ一つ丁寧に作られており、これらの服を通じて、土着の文化や生物、風土、そして祈りの精神を伝えていきます。
Shop ubusuna 熊本
News
2024.04.14 TGC KUMAMOTO 2024(2024.4.13 SAT@グランメッセ)に参加しました。2024.02.08 2024年2月8日 ubusunaグランドオープン
メディア掲載情報
2024.04.01 2024.4月号の九州財界でubusunaと古荘社長のインタビューが取り上げられました。2024.02.08 2024.4月号のくまもと経済に、ubusunaが取り上げられました。